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東西南北!とくすつば!の企画用ブログ兼個人的な創作置き場。
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    こばどんログ 三津子編2

    過去編とか。もっそい重い。






    肩の力を抜け。

    無駄にポジティブな奴だと思っていたが、変なところでネガティブなのだな。
    どうして一人で背負い込もうとする。
    一人で守りきる必要がどこにある。

    ・・・お前は確かに家族を守っているようだが、自分のことまでは守りきれていないようだな。

    私が手伝ってやろうか。
    心配するな。私は自分の身は自分で守れるし、その気になればお前のことだって守れるさ。

    大切な人の存在が負担だというのなら、私はお前の大切な存在などにはならないよ。
    だが、私はお前が放っておけない。

    だから一方的に、お前を守らせておくれ。

    ---

    まさかの宮ミツ←
    ミツ宮って言った方がしっくりくる勢いだなこれ(((
    でもミツは攻め女子のつもりではない。多分。

    好き勝手に絡ませることに定評のあるうにさんですどうも!



    だれか、たすけて

    だれか。だれか。
    わたしをたすけて。

    ---

    女とは弱いものだ。

    男女平等が謳われる時代になっても、単純な力の差は埋まらないものだ。
    世の女が男ほど屈強になることはできない。
    男より強い女はもちろんいるが、それは特別な存在であって、一般的には女が力で男には敵わない。

    ・・・だから。
    弱き女は、狙われる。
    力でねじ伏せればひとたまりもない。

    わたしはその日、自らが女の身であることに絶望した。



    そうだよ。

    襲われるのが嫌なら、男になればいいんじゃないか。

    私は今日から、女をやめる。

    ---

    「え・・・?」

    ジ「みつこ・・・その髪どうしたんだ・・・?」
    三「ジュリオ、私は今日から女ではない。お前と同じ、男だ」
    ジ「な、何だその言葉遣い」
    三「それから、私はもう「三津子」ではない。「ミツ」と呼んでくれ」
    ジ「そんなこといきなり言われても・・・」
    三「女の身は危険が多い。ならば男になればいい、そう思ってな」
    ジ「・・・。そう、だな・・・分かったよ、ミツ」
    三「よろしく」
    ジ「・・・うん。よろしくな」

    少女が負った傷は、あまりに深かった。



    拒絶

    「・・・今日はなんだか気分が悪いわ」
    「母様、大丈夫ですか?私がお背中をさすりましょうか」
    「触らないで」
    「・・・・・・!?」
    「汚れた子に触られたら、余計気分が悪くなるわ」

    そうか

    わたしは

    汚れてしまったのか

    ---

    両親はお見合い結婚でした。父が婿に来た。
    最初はそれなり上手くいっていたが、時間が経つにつれ夫婦仲が険悪に。
    祖母と母親が、死んだ妹の美沙華の夫の孝造と娘の千沙華を「人殺し」と罵ったことが原因で、仲はどんどん冷え切っていった。
    でも跡継ぎは必要だからと子は生んだ。
    祖母と母親は奈津美を溺愛し、孝造と千沙華は人殺しだ、怨むべき存在だと刷り込んだ。
    美沙華を奪ったことを延々と後悔させてやる、延々と呪ってやる。そんな逆恨み。

    そんな様子を見ていた祖父と父親は、三津子にそんな影響を与えまいと祖母と母親を三津子から遠ざけた。
    三津子は父と祖父に愛されて育ったが、母親は憎き夫に愛される三津子が気に入らなかった。

    それでも事件以前までは母親と普通に話すことは出来た。
    やっぱり子どもはかわいいもので。
    テストでいい点を取ったら「頑張ったわね」と頭をなでてもらうくらいはしてもらえた。
    だから三津子も母親のことは嫌いではなかった。

    しかし事件後、母親は三津子に一切触れなくなります。
    汚れてるから触りたくない、触られたくない、視界に入れるのもおぞましい。
    潔癖すぎたんです。小汚い男どもに淫らなことをされたという事実を考えると、あまりに汚く思えて。
    触れたら自分まで汚れてしまいそうな気がして。

    それから、三津子は母親が大嫌いになりました。
    祖母との関係はそこまで険悪じゃない。
    でも奈津美に怨み言を吹き込むことは良く思っていない。だから好きになれない。
    奈津美も奈津美で、母親と祖母に愛されたとはいえ、その愛が重すぎて、怨み言ばかり聞かされて、今までずっと辛い思いをしてきている。
    でも幼少からの刷り込みで千沙華を憎んでいる。
    それでも心のどこかで「それはおかしい」と気付いているのではなかろうか。

    祖父は家族誰とも険悪じゃない。奈津美も三津子も平等に愛してる。
    家族全員が逆らえない存在だから。でも優しい人なのよ。
    鈴木親子に対する逆恨みもない。一番冷静に物事が見られる人。

    奈津美も父に愛されているけど、母親が奈津美を近づけないようにしてるので滅多に触れ合えない。
    だから母親のいないところで会っている。
    奈津美も父親が大好き。だから内心三津子がうらやましい。

    鏡内家重いな・・・もともと千沙華の重い設定から発生した家だから仕方ないのだけど(((

    ジュリオの父と三津子の父が仲良しで、その縁でジュリオと三津子が仲良しなのである。
    幼稚園も一緒だった。学年は違うけど。

    居候しているとはいえ、ジュリオもミツの母親にいい感情を持たれていない。
    ただ、部屋がだいぶ離れているので母親との交流はあまりない。
    食事も別の時間。奈津美は強制的に母親と食事を取らされるので三津子やジュリオと一緒に食べることはあまりない。

    あ、奈津美と三津子は仲良し姉妹です←
    部屋がめっちゃ離れてるから遊ぶにも一苦労だけども。
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