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東西南北!とくすつば!の企画用ブログ兼個人的な創作置き場。
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    こばどんログ 平八編18

    しょっぱなから重い上に現実味のない話とか






    隠された地下室

    ・・・知らなかった。
    まさか自分の部屋の畳の裏に、地下へ続く階段があっただなど。

    部屋の明かりは点かない。
    それどころか、電気さえ通っていない。

    懐中電灯で部屋を照らしてみると、錆びた鉄格子や、くたびれた簡素な寝台が見えた。
    周囲を見渡すと、壁には茶色い染みが無数にこびりついている。

    床に目を向けると、拷問道具のようなものが無造作に置かれていた。

    ・・・なんだこれは。

    住み慣れた家の下に、こんなものがあったのか。
    一体どうして?何のために?

    ずっと、姫宮は古いだけの普通の家だと思っていたけど。
    どうやら昔はそうでもなかったようだ。

    ---

    「父上、お聞きしたいことが」
    「どうした?」
    「父上は・・・地下室について、何かご存じですか?」
    「・・・よく見つけたな、そのようなもの」
    「いえ、大掃除のために畳を剥がしたらたまたま見つけてしまったもので・・・」
    「畳をはがしただけで気付くものとは思えないが」
    「・・・あれは一体・・・?拷問道具のようなものが置かれていましたが」
    「・・・一言で言えば、悪趣味の金持ちが作った部屋だ、ということだな」
    「どういうことです?」
    「その昔は悪人や裏切り者を幽閉するための部屋だったが・・・先々代が・・・な」
    「・・・つまりはぼ・・・いえ、拙者の曽祖父ですか?」
    「うむ。先々代は猟奇的な性格の持ち主でな。人を痛めつけて血を見る事でしか性的快楽を得られぬ人物だったそうだ」
    「・・・つまりは極度のサディストだった、ということですか?」
    「・・・単なる加虐性欲だけならまだ良かったのだがな」
    「・・・と、言うと?」
    「彼は死体性愛者でもあったのだ」
    「・・・・・・っ」
    「お前にこういう話はしたくなかったが・・・」
    「・・・大丈夫、です」
    「つまり、妻に世継ぎを生ませるためには血に塗れた死体を見なくてはいけなかったのだ。妻を殺すわけにはいかないからな」
    「・・・どうしてそのような方が当主の座を降ろされなかったのでしょうか?」
    「その時代は神通力を持つ者しか家を継ぐことを許されていなかった。兄弟の中で唯一それを持ち合わせていたのが、先々代だったそうだ」
    「・・・・・・」
    「・・・だから、彼は行為に及ぶ前に地下室に奉公人を連れ込み、拷問具で痛めつけた挙句に命を奪った。奉公人を使ったのは、どうせ口減らしで家を追い出された者だから、と思っての事だろう」
    「・・・そんな」
    「皮肉にも、そうして生まれたのが先代や十兵衛殿なのだ。兄弟は10人だったが、命を奪われた奉公人は当然それを遥かに上回る」
    「・・・・・・」
    「十兵衛殿が同性愛者と知った時も、拷問にかけたそうだ」
    「・・・実子の十兵衛様までも、殺されたということですか?」
    「いや、殺されてはいない。が、自殺するほどの精神状態に追い込まれたのは確かであろう」
    「・・・・・・」
    「彼は最終的に、妻にさえ手をかけた。浮気の濡れ衣を着せてな」
    「・・・惨い・・・」
    「だが、因果応報、という言葉がある通り、その男はそれ相応の末路を歩んだ。実子に毒殺され、誰一人それを悲しむ者はいなかったそうだ」
    「・・・その実子というのは?」
    「安心しろ、先代ではない。その者は親殺しの罪を犯したというのに、誰からも罰されなかったという話だ」
    「それはよかった・・・と、言うべきなのでしょうか・・・?」
    「・・・どうだろうな。まあ、いずれにしても大昔の話で、私も産まれていなかったからな。もはや他人も同然だ」
    「・・・はは、そうですね」
    「平八郎、私が死んでも絶対に先々代の墓には入れてくれるな」
    「縁起でもないことを・・・」

    ---

    そんな大昔の姫宮家の話。
    十兵衛の話といい、穏やかじゃない家である(((

    今は神通力やら何ちゃらもないし、いたって普通の家ですよ。
    義輝さんもちょっと霊感がある程度だし、次代の平八に至っては霊媒体質ってだけで全然見えない。




    平八とカプチーノさん

    新たなカップリングとかじゃないよ!(×)

    写メ日記でも話したけど、平八にカプさま似合うなあと思いまして。
    しなもろーるのわんこたちかわいい・・・はあん

    どっかにカプチーノかエスプレッソのぬいぐるみ売ってないかしら。
    脇キャラェ・・・

    絵的にシナモエンジェルスより本家シナモロールの方がもにもにしてて好き。
    あずきたんをシナモロールの絵柄で見たい とか言い出したらシナモエンジェルスの意味がなくなるのだろうけど((((

    そういえばシナモロール派生といえばルロロマニックもあったな・・・
    あれもすき かわいい
    キャラ設定なかなかひどいけど((((
    お金にがめついマスコット・・・




    年末年始は忙しいんです。

    平八「あけましておめでとうございます、出雲さん」
    出雲「・・・あけましておめでとう。どうしたの?今日は親戚の集まりで来られないのではなかった?」
    平「どうにか頼み込んで早めに切り上げちゃいました」
    出「・・・馬鹿ね。新学期始まれば学校でも会えるじゃない」
    平「年末ずっと会えなかったからどうしても会いたくて」
    出「・・・・・・」
    平「・・・呆れました?」
    出「・・・そうね。寒いのにわざわざこんな時間にこんなところに来るなんて本当に馬鹿だわ」
    平「・・・ごめんなさい」
    出「・・・ほら」
    平「え?」
    出「甘酒」
    平「・・・いいんですか?ありがとうございます!」
    出「・・・別に、余りものだから気にしないで」
    平「あ、そうだ。僕も黒豆持ってきたんですよ」
    出「あら、いただいちゃっていいのかしら」
    平「姉さんが出雲さんにって」
    出「・・・そう。早百合さんによろしく言っておいて」
    平「・・・はい。あ、今日は無理でしたけど、明日からは神社のお手伝いできますよ」
    出「あら丁度よかった。巫女のバイトが足りなかったのよ」
    平「Σすごい無茶振りきた!」
    千沙華「出雲ちゃーん!こっちの片づけ終わったよー!・・・あれ?平八じゃん」
    平「千沙ちゃん?その格好どうしたの?」
    千「えへへー^^今日から明後日まで巫女さんバイトなんだ♪」
    平「サイズあったの?子供用とか?」
    千「Σひどっ!ちゃんと大人用だよー!ふーんだ!いいもんはるたんは可愛いって言ってくれたから!」
    平「はいはい。・・・そういえば大和兄さんは?」
    千「つかれたーねるーって言いながら部屋戻ってたよー」
    出「男手が足りないからって一人で頑張ってたからね」
    平「・・・それなら僕をそっちの手伝いに充てればいいじゃないですか・・・」
    出「わかめじゃちょっと頼りないわね」
    平「巫女さんやるよりはマシだと思うんですけど・・・」

    ---

    旧家の息子と神社の巫女さん。
    とあっては元旦にデートとかできるわけがないですね。
    というわけで元旦の夜のはなし。

    ちさっこはノリノリで巫女さんやると思うんだ。
    牛鉄が元旦営業してなければの話だけども。
    個人経営の店なら多分元旦はやってないよね・・・?
    という勝手な憶測((((

    ラ・アメルが元旦休みだったらかざみも巫女さんバイトしてそうだな。




    成人式

    中葉「月音くん、着付け終わった?」
    平八「もう中入っても大丈夫だよ」
    月音「・・・落ちつかない・・・」
    鹿乃「似合っているじゃないか」
    月音「久々に平の家に呼ばれたと思ったらこれか・・・俺は別にスーツでも良かったんだけど」
    平八「ずっと押入れの中で眠りっぱなしだから勿体無いと思って」
    月音「・・・篤車のは白いんだな」
    鹿乃「む、飯原君も白いのが良かったか?」
    月音「いや、色はどうでもいい・・・」
    平八「・・・それにしても月音くん、随分身長伸びたよね。僕と同じくらい?」
    月音「さすがにお前ほどでかくはないと思うけどな」
    中葉「月音くん、袴姿かっこいいよ!^^」
    月音「・・・あ、ありがとう・・・中葉も、その・・・綺麗、だよ」
    中葉「嬉しい!ありがとう!これ早百合さんに借りたんだあ^^」
    平八「あ、確かに背も同じくらいだからぴったりかもね」
    早百合「やっぱり中葉ちゃんには淡い色合いの着物が似合いますわねえ^^」
    月音「・・・あ」
    早百合「・・・あら、月音くん」
    月音(・・・くん?)
    早百合「袴姿、なかなか様になっているではありませんの」
    月音「・・・え?」
    早百合「なんですの、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」
    月音「い、いや・・・なんでも」
    鹿乃「照れているのか」
    月音「Σ違う!」
    早百合「そんなことより、そろそろ時間ではありませんの?遅れてしまっては恥ですわよ」
    中葉「あっ!たいへん!こんな時間・・・みんな、急ごう!・・・きゃっ!」
    早百合「中葉ちゃん、慣れない着物で走っては転びますわよ」
    中葉「ご、ごめんなさぁい・・・」

    ---

    白南風1年未来図。
    成人の日なので。
    この日のためにひっそり温めてきたネタでございます。

    皆別々の大学かもしれないし、誰かと誰かが一緒かもしれない。
    けど平八は獣医学部(もしくは農学部獣医学科)なので多分高校卒業後は疎遠になりがちな気がしている。
    もちろん休日に皆で集まったりはしてるだろうけどね。
    というかそうであってほしい個人的希望。

    ---

    平八「こうやって集まると、高校時代に戻った気分だね」
    月音「・・・高校時代は、なんというか・・・黒歴史だな」
    平八「Σ何で!?」
    月音「あの頃の自分を思い出したくない・・・」
    鹿乃「まあ、過去の自分を忘れたくなるのは人の性だな。仕方あるまい」
    中葉「でも、確かに月音くんは変わったよね。明るくなったよ。むかしから優しかったけど」
    月音「・・・や、優しくなんて・・・」
    平八「なんだか大人になったって感じするよ。月音くんは。僕なんて全然変わらないし」
    月音「確かに顔は全然変わらないな・・・」
    中葉「でも平八くんは昔よりちょっと逞しくなったよね^^」
    平八「ありがとう。中葉ちゃんはすごく綺麗になったよね。前は可愛いって感じだったけど」
    鹿乃「そういうところは相変わらずだな、姫宮君」
    平八「鹿乃くんも変わらないよね。昔からやたら落ち着いてたけど」
    鹿乃「なんの。僕なんてまだまだ子供だ」
    月音「だったら俺だって子供だ。結局、学校通わせてもらってるうちは子供のままだろうな」
    平八「だったら僕はあと4年子供のままってわけだ」
    中葉「あ、そっかあ・・・6年制だもんね」
    鹿乃「そろそろ会場だな」
    月音「と言っても、ただ話聞くだけだろうけどな」
    平八「まあ、そうだけどね。どちらかと言えば中学の同窓会がメインだよね」
    鹿乃「後日高校のメンツで飲み会でもしようか。冬休みのうちに」
    平八「いいね。吉田くんとアリスちゃんも誘おうか」
    中葉「あ、でも私お酒よわい・・・(・ω・`)」
    月音「居酒屋ならアルコール入ってないカクテルとかもあるぞ。俺もそんなに酒飲まないし」
    中葉「そうなんだあ・・・楽しみだなあ・・・」

    ---

    中葉たんがお酒弱そうとか月音がお酒あまり飲まなさそうとかは私の勝手なイメージですよ!←
    でも中葉たんがザルだったらびっくりだよね(?)
    月音はお酒飲まないというよりはお酒に金なんてかけてられないとかそんな感覚っぽい(個人的主観)

    平八はお酒強い。っていうか酒好きです。
    だが平八にビールは心底似合わない(((
    日本酒好きなんだっけか・・・?(うろおぼえ)
    姫宮家は皆お酒強い。

    義輝さんはまさかのワイン党。
    早百合はなんかものすごい強いお酒好んで飲みそうだな・・・ウオッカとか
    禰々はビールとサワーが似合うと思う(似合うて)



    平八のイメージカラー。

    一応設定上はオレンジなんだが。
    あまりオレンジの服とか着せたことないなあと思って。

    そもそも着物ばっかり着てたらそりゃオレンジなんて着る機会ありませんよねっと。
    多分ペンケースとかこまごまとした小物はオレンジ率高そうだよね(?)
    温和な変態紳士と聞いて真っ先に浮かんだのかファニーさんだった。(絵関係ない)

    っていうか私の創作の変態紳士率の高さが異常である。
    アルコールのカシスも多分そうだしな。
    なんでだろうね。動かしやすいのかしら。

    当の私が変態紳士好きかって言われたら、うーん・・・まあ好きだろうな!(×)
    まあ半分ネタキャラとしてだけど。
    さらにちょっとお間抜けだと尚良し。
    腹黒はそこまでピンとこないけど。
    らぶこみゅ温和はいい感じにかっこわるいので私の好みである(?)

    しかしらぶこみゅ温和と平八のぶれなさが異常である。
    何かにつけてべたべたしてくる感じが平八である。
    きっと不意打ちキスの後にはぶん殴られてると思うんだ(※主人公名が出雲)

    昔鼻歌歌ってる温和に対して「気持ち悪い」って言って怒られる会話があったのだけど、最近やり直したら選択肢変わってたのね。寂しい(?)

    平八は温和な変態紳士のうちに入るのだろうか((((
    らぶこみゅ温和がエロ担当だとしてもショップインフォのミハルは普通に可愛いずるい。
    エロ本に興味示したりするけど(((
    そこらへんは健全男子的な意味で可愛いと言っておこう(?)
    緑店長とミハルかわいいよハスハス。

    らぶこみゅにももえきゃんにも言えるけどゲーム内の性格とインフォやナビのキャラの性格はなんかこう、違うよね。

    もえきゃん知恵は天然らしいけど知恵の性格のが可愛いと思うんだ(個人的意見)
    あとツンデレより杏奈のほうがry
    そりゃキャラとして一から味付けされてたほうが可愛いか。そうか。
    ロイドの性格なら甘えん坊とセクシーが大好きです。

    もえきゃんといえばかざみの性格のぶれなさがすごい。
    通常時でも怒らせてもいつでもかざみである。
    もうパラは上げきってしまったのでひたすらバイトさせてひたすらコスプレさせまくる作業してます。
    らぶこみゅもえきゃんにおいて温和平八と清楚かざみとミステリアスミツのぶれなさが異常である。
    が、それと同時にジュリオドSにしてごめんね!
    まず見た目にジュリオという要素が殆ど残ってないしな!
    ツンデレ涼太とやんちゃヘタレ清七とクール無口聖もこう、何か違うけど((
    ボーイッシュ禰々も一人称が違うんだよなー。まあボクっ娘好きだけど。

    それでも違うは違うなりで楽しいからまあいいや(?)

    平八がまた幼くなり始めている気がする。
    絵柄安定させろって話である。




    両手いっぱいのチョコレート

    早百合「あら、今年はひとつももらえませんでしたの?」
    平八「白南風にチョコなど持っていけるわけがないでござるよ・・・」
    早「それもそうですわね」

    ----

    胡桃「さゆちゃん、平八くん!チョコもってきたよー!」
    千沙華「じゃーん!あげもちくんチョコだよ!」
    かざみ「チョコレートケーキです!よかったら家族のみなさんで食べてくださいね^^」
    日和「へーちゃん、おじさんとわけっこして食べてね!」
    中葉「平八くん、学校では渡せなかったから・・・はい、友チョコ!」
    アリス「中葉・・・友チョコは女の子に渡すものだよ・・・?」
    凛「平八兄ちゃん!チョコじゃないけどバレンタインのプレゼントもってきたよー!」

    ・・・・・・

    禰々「おー!兄ちゃんモテモテだね!」
    平「モテモテって・・・全部義理でござるよ」
    禰「これだけあるんだからあたしも食べていいよね?」
    平「胡桃さんとかざみさんと日和のは皆で分けて食べてほしいと言われたでござる」
    禰「やたー!豪勢だなあ!」
    早「・・・平八」
    平「な、なんでござるか?」
    早「出雲さんからは?」
    平「・・・まだでござる」
    早「遅いですわねえ・・・もしくは忘れているのかしら」
    平「Σ(・ω・;)」
    早「・・・あら?チョコじゃないものも混ざって・・・」
    平「あ、それは」

    早「・・・・・・(バタッ)」

    禰「Σ姉ちゃんが白目向いて倒れたーーーー!!!!!」
    平「それは凛ちゃんからもらったカブトムシの幼虫・・・って遅かったか・・・」

    ===

    出雲「・・・か、帰ってきてたのね」
    平八「出雲殿こそ、随分と遅い時間に来ましたな」
    出「・・・早百合さんはどうしたの・・・?」
    禰「いやー、ちょっと色々あって気を失っちゃって」
    出「大丈夫なの?」
    禰「よくあることなんで気にしないでください^^」
    出「Σよくあるの!?」
    禰「まあそんなことは置いといて。出雲さん、兄ちゃんに渡すものがあって来たんじゃないですか?」
    出「あ、そうだったわ。今年は忘れなかったわよ」
    平「ありがとうございます・・・随分大きい袋でござるな・・・しかしその割には軽いような・・・」(ごそごそ)

    平「・・・うわ、可愛い」
    禰「これはまた予想の斜め上を・・・」
    出「・・・あなたは女友達も多いようだし、どうせチョコは食べきれないくらい貰ってるだろうと思って」
    平「全部義理ですけどね」
    出「それはどうでもいいわ」
    平「Σひどい!」
    出「・・・にくに似てると思って」
    平「あ、本当だ。言われてみれば似てるかも・・・」

    ---

    去年があまりにひどすぎたので今年はほっこりと。




    男は寡黙であるべきだ

    昔から、父親の笑顔を見たことはない。

    愛想が必要なのは女。
    男はいつだって表情を引き締めるべきだ。
    緩んだ顔など情けないだけだ。

    昔から「見た目は母親そっくりだけど性格は父親似だ」と言われてきた。
    親戚の前で笑う事はなかった。
    親戚一同の集まりで、姉と妹が退屈で落ち着きなくしている時も、微動だにしなかった。
    できる限りの敬語で話した。

    周囲には「小さいのにしっかりしている」「大人顔負けだ」「神童だ」と褒められたものだ。

    それを嬉しいと思ったことは一度もない。
    それが当然の家なのだから。

    ---

    「平ちゃんってよく笑うようになったよね。昔はおとなしい感じだったのに」

    烈火兄さんが言った。
    確かに昔は無愛想だったような気がしなくもない。
    でも、兄さんたちの前ではよく笑っていたような気がするけど。

    「笑うっていうか、ちょっとはにかむくらいしかしなかったよ」

    そうだったかな?

    ---

    「平八って、笑った顔がちょっと怖いよね」

    千沙ちゃんが言った。
    いつものことだが、彼女はさらりと失礼な事を言う。

    「愛想笑いする時の顔がなんか気持ち悪い」

    誰が気持ち悪いって?

    「心から笑ってるときはまあ、怖くないんだけど」

    ---

    「ねえねえ出雲ちゃん」
    「何?」
    「平八ってさ、出雲ちゃんの前ではよく笑う?」
    「笑うっていうか・・・いつもヘラヘラしてるわよ」
    「そうなんだ」
    「千沙ちゃんの前では笑わないの?」
    「あんまり。っていうか元々そんなに愛想よくないよあいつ」
    「無愛想なイメージがまるでないわ・・・」
    「平八の笑顔って、どう思う?」
    「どう思うって?」
    「好き?」
    「・・・考えたことないわね」
    「無愛想な顔と、どっちが好き?」
    「・・・別にどっちでもいいわ。そもそもあいつの無愛想な顔なんてほとんど見たことないし。怒ったところは見たけど」
    「千沙は無愛想な方が好きだな」
    「そ、そう・・・」
    「あ、平八に対して気があるわけじゃないから安心して!千沙にははるたんがいるし!」
    (どさくさに紛れてのろけたわねこの子・・・)
    「ただ平八の愛想笑いが好きじゃないってだけで」
    「何でよ」
    「気持ち悪いから」
    「確かに可愛い笑顔ではないわね」
    「うんうん。出雲ちゃんもそう思うよね」
    「気持ち悪いとまでは思わないけど・・・」

    笑顔は鎧。
    笑顔は身を守る術。
    嫌われたくないから笑う。
    愛想よくしていれば嫌われる事なんてないだろう。きっと。

    平八の本質は聖とは逆。
    元々愛想のいいほうではなかった。
    はにかんだりはするけど、いつもニコニコしてるような子どもじゃなかった。

    今でも特定人物に対しては愛想がよくない。
    嫌われても構わない人、嫌われないという確信が持てる人に対して愛想よく笑ったりはしない。
    泰胡や礼木会長に対しては前者的な意味であまり愛想よくないです←
    千沙華は後者。
    同じ幼馴染でも烈火や鉄、胡桃やかざみ等に対しては笑顔で接する。
    高校、その他友人には基本笑顔です。
    交流が薄くても印象の悪くない相手であれば(往来や初芽など)愛想いい。

    正也に対しては無駄にツンケンしてるから無愛想というより、なんかこう、別の何かだ。ツンドラ?
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