山辺親子のとある昼下がり
定「藤ー!なあ藤ー!」
藤「何ですか父上、仕事中なので騒がしくしないで下さい」
定「父上じゃなくてパパって呼べって言ったじゃん!」
藤「意地でも呼びません」
定「あのさ、お前のために流行最先端の服作ったんだけどさ、今から着てみてくれない?」
藤「今からですか・・・?仕事が終わってからに・・・って・・・」
定「かわいいだろ?」
藤「これは・・・メイド服ではありませんか・・・?」
定「うん!下界では今こういう服が流行ってるんだって!」
藤「下界の文化を誤解しないで下さい父上。それを着ているのは一部の特殊な人間です。そして男が着るものではありません」
定「だってメイや亜矢子に着せたらただの変態だろー?」
藤「父上が変態なのは今更です。そして息子にメイド服を着せるのも変態のすることです」
定「ちぇー分かったよ・・・他あたるよ・・・あっ!輝虎ー!ねえねえお願いがあるんだけどー!」
輝「・・・何でしょう?」
定「あのね!これ下界の流行最先端なファッションなんだけど・・・」
藤「Σよりによって輝虎殿に着せるのはやめてくだされ父上えええええええ!!!!!!」
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定丸は基本的にファニーさんに似た感じですが口調はもっと子供っぽいです。
時代に合わせた口調のつもりらしいです←
こんな38歳心から嫌である。まあ見た目めっちゃ若いけど。
実子の藤丸だけでなく、天国の皆に「パパって呼んで!」と強要します。何故か。
女性陣は皆パパって呼びますが男性陣は呼んでくれません(そりゃあ)
あとファニーさんと違って無邪気に変態的行動を起こす男です。
あと神様を「神ちゃん」と呼びます。
藤丸は基本的に現代の敬語を使います。
が、人を呼ぶときは「~殿」です。誰に対しても。
神様には神様だけど。
天国(仮)は正式タイトルです。なげやりすぎてごめん←
能天気すぎる死後の世界。
神様ん家のテレビ
尚輝が来て少し経った頃の話。
藤「これが下界の人間の様子を観察できるテレビです」
定「すげー!藤って何でも作れるんだなあ!」
藤「尚輝殿、これで貴方の兄上の様子がいつでも見られますよ」
尚「ほんと!?やったー!にぃー!」
定「ねえねえこれ俺も使っていいの?」
藤「構いませんが・・・見るものなどありますか?」
定「下界の綺麗なねーちゃんの入浴シーンに決まってるだろうが!・・・あれ?」
尚「どしたのー?」
定「映らない・・・だと・・・!?」
藤「性的な場面や見られて恥ずかしい場面は自動的に映らなくなる仕様になっています」
定「けちー!そのくらいいいじゃんかよー!」
藤「そうでもしないと父上のような不埒者がそれを目当てにここに大量に押しかけてくる危険性がありますからね」
定「お前・・・父親を不埒者って・・・」
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神様宅のテレビは藤丸が作りました。
頭もいいし手先も器用なのでそういう工作はなんでもできます。
天国のドラえもん的存在である(?)
尚輝くん(鳴海の弟)がにぃに会えなくて大泣きしてるのを見かねて作ったようです←
パパ
定「メイ、何の映像見てんだー?」
メ「今日はパパを見てるよ!おしごとがんばってるよ!」
定「パパ?って、何?」
メ「父親のことをパパっていうんだよ」
定「へーそうなのか・・・知らなかったなあ」
藤「どうして散々下界の様子を見ておきながらそんなことも知らないんですか・・・」
定「パパって響きかわいいな」
メ「でしょー?」
定「・・・よし!じゃあ藤!これからは俺のことパパって呼べよ!」
藤「断固拒否します」
定「何でだよー!」
藤「父親をパパと呼ぶのが許されるのは幼子や女子くらいのものです」
定「可愛いのに・・・」
藤「だから駄目なんですよ」
メ「じゃあこれからメイが定丸さんのことパパって呼ぶね!」
定「まじで!やったー!よーしじゃあ他の皆にもパパって呼ばせよう!」
藤「そんなにパパって呼ばれたいんですか・・・?」
定「まずは・・・あっ輝虎ー!これから俺のことパパって呼んでよ!」
藤「輝虎殿が呼んでくださるわけないでしょう・・・」
輝「では・・・パパ殿」
藤(うわあこの人天然だ・・・!)
定「殿つけたらかわいくない!」
輝「では・・・パ・・・」
藤「それは色々と厳しすぎるのでやめてくだされ輝虎殿おおおおお!!!!」
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定丸が皆にパパと呼ばれたがる理由を考えてみた←
しかし輝虎さん好きすぎるな定丸・・・
こどもたち
秦「結局学校行けないまま死んじゃったなあ・・・」
メ「メイもだよー。ほんとだったら今頃中学生だったのになあ・・・」
尚「ボク、がっこうって いったことない・・・」
秦「天国も楽しいけど、普通の学校生活も送ってみたかったよね」
メ「うん・・・」
定「じゃあ天国に学校作るか!」
秦「そんなことできるんですか?」
定「神ちゃんに頼めば一発だって!あ、俺先生やりたい!」
神「待っておれ、ちょちょいと校舎を作るからの」
メ「すごーい!ほんとうに作れるんだー!」
尚「わーい!がっこうー!」
秦「随分と軽いノリで作るんですね・・・」
・・・・・・
定「よーし!これから保健体育の授業を始めるぞー!」
秦「Σいきなり保健体育!?」
メ「っていうか時間割に保健体育しかないよー?」
定「だって俺が教えられるのってそのくらいしかないし!あ、農業も大得意だけど」
秦「もはや農業系は中学じゃなくて高校や大学ですよ・・・」
定「よーし授業はじめー!じゃあ今日は子供の作り方を・・・(ばきっ!)ふぐおっ!?」
藤「失礼しました。これから私が先生になりますね。では数学から・・・」
秦(ぐ・・・グダグダだ・・・グダグダすぎる・・・!)
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うしくん家から泰胡の弟秦瑚、めいじさん家から鳴海の弟尚輝が天国(仮)へやってきたよ記念(?)
こどもたち皆キャッキャ仲良しだといい。
そして皆まとめてじいちゃんたちに可愛がられているといい。
死んだら皆この変な天国へ来るというわけではないのです。
天国(仮)は、魂がさまよって行き着いた先がたまたまこの変な天国だったという人達の話なのである←
だから人口もそんなに多くない。
歴史的な偉人とか来てしまったらそれはもう事件です。
ボーイズラブ
定「ねえ九ちゃん!最近下界で『ボーイズラブ』ってのが流行ってんだって!」
藤「父上・・・また偏った知識を得て・・・」
九「ぼおいずらぶ?なじみのない言葉じゃのう・・・」
定「下界女性の間でそれはもうすごい流行らしいから俺達もやってみようぜ!」
藤「やるって・・・父上、ボーイズラブの意味は分かってます!?」
定「よく知らない!でも今時っぽいだろ?」
藤「今時というかそれは・・・」
定「なんかね、男二人で組んでそれぞれ「攻め」と「受け」って分担があるんだって。九ちゃんどっちにする?」
九「どっちが格好良いんだ!?」
定「なんとなく響き的に攻めの方がかっこいい気がする!」
九「じゃあ俺が攻めじゃ!」
定「それじゃ俺は受け!」
藤「父上がその役は無理がありすぎる・・・いや、そうじゃなくて・・・!」
九「で、まず何をすればいいんじゃ」
定「とりあえず男同士でラブリーなことしてりゃいいんじゃないの?そうだ身体でハートを表現してみるとか!」
九「おうよ!『攻め』は何すりゃいいんだろう!」
定「習うより慣れろって言葉があるよ九ちゃん!」
九「そうか!」
藤(だめだ・・・この人たちだめすぎる・・・)
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うしくんからの提供キャラ。薊 九兵衛。
戦国あたりの人。つまりは天国において定丸以上の古株なわけです。
神様っこ。神様をじっちゃんと呼んでいます。かわいい。
おばかさん同士で定丸と九兵衛は仲良くなれそうだなあ、と思って。
基本定丸は皆を呼び捨てで呼びますが、九兵衛は先人なので敬意を込めてちゃん付けです(敬意かどうかは)
藤丸は下界のありとあらゆる知識を得ているのでBLだのオタク文化だのそういうのも知ってるってだけです←
勉強が趣味の男である。
生前は定丸も藤丸もただの農民でしたけどね!
二人ともどうしてこうなった!←
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