千沙華「なんかさー、最近ニコニコでクトゥルフ流行ってるじゃん?」
早百合「クトゥルフ神話のことですの?」
千沙華「早百合知ってるの!?」
早百合「書斎にいくつか置いてあるはずですわ」
・・・・・・
千沙華「・・・早百合、これ違う。いや、違くないけど千沙の求めてたものとは違う」
早百合「そうですの?」
千沙華「早百合が持ってるのって全部小説じゃん」
早百合「小説じゃない・・・?漫画ですの?」
千沙華「いや、漫画でもなくて・・・」」
平八「・・・千沙ちゃんが言ってるのって、もしかしてTRPG?」
千沙華「そうそれ!」
早百合「てーぶるとーくあーるぴーじー?って、なんですの?」
千沙華「簡単に言えばゲーム機とか使わないで遊べるRPGだよ」
早百合「げ、ゲームの世界はさっぱりですわ・・・」
千沙華「平八はやったことあるの?」
平八「いや、詳しくはないけど・・・」
千沙華「なんだあ、平八がルルブ持ってたら一緒にやろうと思ったのに」
平八「TRPGって本でしょ?それくらい買えばいいじゃないか」
千沙華「甘い!平八・・・ほら、これ見てよ!(Ama●on)」
平八「(゚Д゚)」
早百合「これはまた随分と高いですわね・・・」
平八「下手したらこれでゲームソフト1本買えるんじゃ・・・」
千沙華「ね?貧乏学生の千沙には痛すぎる出費なの・・・」
早百合「これって一人一冊必要ですの?」
千沙華「ううん、とりあえず誰かが1冊持ってたら皆でできるよ」
早百合「だったら皆でお金を出し合えばいいじゃないですの」
千沙華「それだ!!!んじゃさ、平八も出してくれる?」
平八「断る」
千沙華「なんで!?」
平八「僕、ホラーゲームは苦手なんだよ・・・」
千沙華「えー?グロ画像とか出てくるわけじゃないんだからいいじゃん!」
平八「それにTRPGやりたいならわざわざ高いクトゥルフを買わなくても、もっとお財布に優しいやつがあるんじゃないの?」
千沙華「むぅ・・・それもそっかぁ」
平八「ホラーじゃなければ僕も一緒にお金出すからさ」
千沙華「うん・・・ありがと(´・ω・`)」
千沙華「というわけで!ソード・ワールド2.0のルルブを買ったよ!(`・ω・´)」
平八「ちゃんと読んできた?」
千沙華「読んだ・・・けど・・・(´・ω・`)・・・」
平八「?」
千沙華「うえええええ平八いぃぃぃGMやってえぇぇぇぇぇぇ!!!(((´;ω;`)))」
平八「ルルブなんてさっぱり読んだことないのにGMができるわけないじゃないか!?」
千沙華「千沙には無理だよお・・・活字多すぎだよぉ・・・」
平八(ああ・・・この子は活字慣れしてないから・・・)
早百合「・・・千沙華、それ、少し読んでみてもいいですか?」
千沙華「ルルブ?うん、いいよ」
早百合「・・・ふむ」(パラパラ)
早百合「・・・GMなら私がやってあげてもいいですわよ」
千沙華「ええええ!!???さっきななめ読みしただけじゃない!?」
早百合「ある程度は把握したから大丈夫ですわ」
千沙華「早百合、読書のプロだね・・・!」
早百合「なんですのそれ」
平八(ああ・・・こんなところで姉さんの全く生かされなかった設定が・・・)
早百合「では、始めますの?」
千沙華「ううん、ちょっと待ってて。あと二人呼んでるから」
早百合「二人?」
かざみ「お待たせしました!」
勲子「ちわーっす」
早百合「あら、かざみさんと勲子ちゃんじゃありませんの」
かざみ「急に千沙華に呼ばれたもので・・・」
千沙華「よし集まったね!ソードワールドやるよ!」
かざみ「???ソードワールド???」
千沙華「TRPGだよTRPG!」
勲子「TRPGって何すか?」
平八「揃いも揃ってド初心者じゃないか!!!!!!!」
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GM:姫宮早百合
PL:鈴木千沙華、姫宮平八郎、勅使川勲子、鈴木かざみ
次回はキャラメイキング回です。
今回のセッションはサンプルシナリオを使いますが、登場人物は東西南北キャラに変更します。
いつか保護者勢で集まって本格的に東西南北TRPGしたいなあ
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