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東西南北!とくすつば!の企画用ブログ兼個人的な創作置き場。
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    こばどんログ 涼太編

    涼太が脱モブしたので涼太関係の小話を全部一緒にしたよ!
    ほぼ涼頼。たまに個人的な過去話。






    似たようで正反対

    「・・・耳」
    「あん?」
    「桃生先輩の耳、どうしたんですか?怪我?」
    「あー、これな、ピアスしてたんだけどブチってな」
    「誰かに千切られたんですか」
    「・・・ん、まーな」
    「先輩悪いことしてそーなナリしてますもんね」
    「結構言うな、お前・・・」
    「・・・なんとなく、先輩見てると昔を思い出して」
    「あ?何でだ?」
    「いや、なんか・・・不良っぽいっていうか何て言うか」
    「お前よく先輩に対してそういうこと言えるよな」
    「すみません、あまり口が上手くないもので」
    「先輩は敬っておいた方が色々楽だぞー^^」
    「先輩が本心から目上を敬うような人間には見えませんけどね」
    「お前なあ・・・」
    「・・・先輩は」
    「何?」
    「・・・桃生先輩は、自分のために、大切な誰かを裏切ったりとか、したことありますか」
    「あん?なんでそんな話」
    「そもそも大切な人なんていないか」
    「ほんっと失礼なことしか言わねー奴だな・・・ま、でも窮地に追い込まれれば誰でも裏切るのが人間って生き物なんじゃねーの?」
    「人間だから、仕方がないと?」
    「いざとなれば一番かわいいのは自分の身だろ」
    「・・・そう、ですね・・・俺だってそうですよ。いざとなったら、たとえ誰でも・・・」

    今になっても、ふっきれない。
    忘れられない。
    傷つけた記憶というのは、長い間、心を蝕んでいくものだ。

    ---

    涼太の話。

    平八を裏切ったことは今でも後悔している。
    内心では、本当に大事な友達だった。
    最初から金目当てで近づいたわけじゃなかった。

    平八の住所は知っているし、白南風に通っていることも知っている。
    でも、今になっても謝ることはできていない。
    会ったら絶対に拒絶される。
    それが怖くて仕方がない。

    2年前の事件は、学校ではいじめとして扱われた。
    それを機に涼太は杜若を去り、地元の公立中学校に転校した。
    それでも両者「いじめ」という認識はなく、ただ「裏切った」「裏切られた」という記憶が根強く残ることになった。

    二人はいつか和解・・・できるんだろうか。
    和解話を書いてもいいんだけど、和解させる意味があるのかどうかは謎である。
    涼太の裏切りによる平八の人間不信(?)はもうすっかり治ってるし、涼太と再会しない限りは思い出すこともないだろうからそのままでもいいような気がしている。

    涼太の扱いが今より良くなれば和解話描くと思うけどね!←

    最初のは頼と涼太の会話ですん。
    色々把握しきれてないからキャラ違ったらごめんめいたん←
    わしがめいたんキャラ動かすとだれおまになる(((



    あんたと同じ苗字なんて名乗るもんか。

    「伊藤涼太」は本名じゃありません。
    というのも、中二の頃に両親が離婚しているから。
    伊藤は父親の苗字。

    本名は「保足涼太」。読みは「ほあし」。
    でも涼太は母親を嫌悪しているので意地でも保足を名乗らない。

    離婚して出て行った父のことはよく知らない。
    なかなか家に帰ってこないのでほとんど会った事すらなかった。

    中学転入とか高校入学の手続きとかは父方の祖父母が世話を焼いてくれました。
    一人暮らしなのでバイトはしているけど、それだけじゃ賄えない分は祖父母が援助してくれたり。
    元旦やお盆の時は祖父母の家に帰ります。

    祖父母が一番の家族。
    だから涼太は「伊藤」を名乗ってます。

    祖父母は別居してます。
    でも両親が共働きだったのでよく預けられてました。

    両親と3人暮らし→離婚して家を出てアパートで母と二人暮らし→母親に嫌気がさして祖父母の家に逃げ込む→中学卒業と同時に一人暮らし

    こんな流れ。

    一応親権は母親にある。けどもう放置状態。

    メインの子以上にモブが波乱の人生を歩んでいる・・・((((
    まあ現在進行形で不幸な子はいないけどね。
    問題がいまだに解決してないのは涼太だけです。(※平八関連で)

    不幸になっても誰かが手を差し伸べてくれてるんだ、要するに。
    うちの子で本当の意味で家族に恵まれない子はいない。
    たとえ家族の誰かに愛されなかったとしても、聖と日和には母親、三津子には父親と祖父、泰子には叔母夫婦、涼太には祖父母がいる。

    ---

    涼太が好きです。モブだけど。需要?知らんがな。
    数少ない高校生男子だしね・・・(ほろり)
    今考えると平八提供するより涼太提供したほうが見た目にある程度特徴あったんじゃなかろうか・・・((((

    ま、まあいいや・・・

    涼太の髪型はどことなくプリキュアのりんちゃんだよね。

    保足って苗字は栃木(足利?)では見かけるけど他だとあまり見かけない苗字らしいです。
    ということは母ちゃんは栃木県民か(((

    他に柏瀬、想田、蓼沼などが栃木県足利市でよく見かけるけど全国的には珍しい苗字なのだとか。

    わたくしの苗字は群馬の桐生に多いらしいですわよ←




    「ああ・・・どもっす、桃生先輩」

    「いやあびっくりしましたよね」
    「何にだよ」
    「先輩普通に女子と会話できるんすね」
    「お前は俺を何だと思ってんだ」
    「不良グループの一員じゃないんですか」
    「別に悪い事してるわけじゃねーし、ただの先輩のパシリだよ」
    「先輩がそんな小物には見えませんけどね」
    「どこをどう見てそう見えんの」
    「なんか影でドラッグの密売とか仕切ってそうな」
    「俺にんな大げさなことできるかっつーの」
    「まあ上に立ちたがらないタイプではありそうですよね」
    「・・・前から思ってたけどさ、お前って何で俺にいちいち突っかかってくるわけ?」
    「俺ってクラスにそこまで仲いい友達っていないんすよね」
    「質問の答えになってねえよ」
    「教室にいるのも暇なんでウロウロしてるわけです」
    「だから答えになってねえって」
    「理由言っても気味悪がるだけでしょう」
    「今のままで十分気味悪いから言ってみろや」
    「先輩に興味あるだけですよ」
    「うわ・・・」
    「ほら」
    「嘘だろ」
    「嘘です」
    「じゃあなんで」
    「1年って他の学年と比べると比較的優等生集団なんすよ。俺に話しかけてくるような奴もみんな絵にかいたようないい子ちゃんばっかで。居心地悪くてですね」
    「・・・まあ、気持ちは分からんでもないけどな」
    「というわけで不良同士仲良くしてくれてもいいんじゃないですか」
    「俺は特別不良でいるつもりはねーよ」
    「ところで先輩は普段どんな薬売って歩いてるんですか」
    「だから売ってねえっての!っていうかそういうお前は薬やってんのかよ!?」
    「売ってはいませんが、昔は大麻くらいならやってましたよ」
    「まじかよ!?」
    「嘘に決まってるじゃないですか」
    「・・・あっそ」
    「まあ気に入らない奴とか嵌めて集団レイプとかはしましたけどね」
    「あん!?」
    「嘘ですよ」
    「また嘘かよ・・・」
    「桃生先輩が今までやってきてそうなことを並べただけですよ」
    「俺はそんなリスクばっかでかいことやってねえし、これからもしねえ」
    「どうだか」
    「ただの臆病もんだからよ」
    「ふーん」

    ---

    「ところでさっき話してた人って彼女ですか」
    「そんなんいねーし、ただのクラスメイトだっての」
    「そうですか・・・不良に似つかわしくないお嬢さんみたいな人でしたけどね」
    「姫ちゃんはそこらの男よりよっぽど怖えよ」
    「姫ちゃん?」
    「さっきの髪長い子だよ。姫宮だから姫ちゃん」
    「・・・、そ、っすか」
    「どした?」
    「・・・何でもないです。それでは」

    「・・・何だ?あいつ」

     ---

    (姫宮なんて苗字そうそうないし・・・まさか平八の姉ちゃんとかじゃないよな・・・?まるであいつに似てないし・・・)
    (でももし本当に姉だったとしたら・・・クソッ。あいつの絶対来ないような高校に入ったってーのに、どうしていちいち思い出さなきゃいけないんだよ・・・!)

    「もしもし」
    「!?」
    「生徒手帳、落としてましたわよ」
    「あ、どうも・・・すいません」
    「保足涼太くん、でいいのですわね?」
    「・・・はい」
    「珍しい苗字ですわね」
    「・・・まあ、栃木の端っこにしかないような苗字なんで」
    「栃木出身ですの?」
    「いや、違いますけど」
    「東北は寒いでしょう」
    「だから俺栃木出身じゃないし、そもそも栃木は関東です・・・」
    「あら、そうでしたの?」
    「・・・あの、姫宮先輩・・・ですよね」
    「何ですの?」
    「先輩って、弟とか・・・」
    「?」
    「・・・何でもないです。それじゃ、生徒手帳、拾ってくれてありがとうございました」

    「・・・どうしたのかしら?あの子・・・」



    (危なかった・・・!何で俺はいきなり弟のこととか聞き出そうとしてんだよ!?怪しまれたらどうすんだよ!?)

    ---

    頼紀入学おめでとう!ということで小話をひとつ。
    女子と何ら問題なく会話するという事は、早百合とも会話できるってことでいいのよね(?)
    早百合が何ら問題ない善良な人間かは謎だけどね!(×)

    涼太は多分勲子や康正とは普通に会話してると思う。
    良い子ちゃんってのは多分康正のこと。
    王・・・王はわからんな・・・仲良くなれる要素がないぞ・・・
    ゴマは社交性高そうだし話しててもいいかもしれない。
    多分お互い口数少ないから那奈ちゃんとはあまり話さないだろうけど。
    っていうか下手したら存在認識されてないかもしれないけど(((

    涼太は今はテンション低いけど本来はもっと口数多いお調子者でした。
    ジュリオの素行を悪くした感じ。
    口が悪いのは今では頼紀を初め不良っぽい(涼太基準)の人に対してだけ。
    善良な人相手にはなるべく余計な事言わないようにしてる。
    頼紀に対しては余計な事しか言わないけど←

    あ、大麻やってたかどうかはさすがに考えてないけど(ブラックすぎるから多分最終的にやってない設定で落ち着くと思う)、たばこはやってました。
    万引きとかカツアゲとかで金や物を得てました。
    今はそういうことから足洗って、金銭的な理由もあって煙草が吸えなくなって自然と禁煙に成功した感じ。



    狡猾

    中学の頃。
    家にいるのが嫌で、いつも外をウロウロしてた。
    電車を乗り継いで遠い街まで出向いたりもした。
    家に帰らない日もあった。

    いつもと変わらない日だった。

    でも、「それ」は、偶然目に入った。

    死体のようにゴロゴロ倒れる人、人、人。
    それも、自分とさほど年が変わらないような奴ばかり。

    その中の、一人の人影が動いた。
    仲間であろうゾンビのようなものには目もくれず、逃げようとする影。
    蟻地獄から逃れようとする蟻のようだと思った。

    湧きあがる、罵倒、怨嗟の声。

    それは、影の悲鳴によって静まった。

    ---

    「桃生先輩。俺、多分一回先輩に会ったことあります」
    「あん?どこでだよ」
    「ピアス引きちぎられてるとこ見ましたよ」
    「アホか。そんな偶然あるかっての。実際見たとしても俺じゃない誰かだろ」
    「不良の世界ではよくあることなんですかね」
    「知らねーよ」
    「まあどっちにしろ、耳が千切れてるような人間がまっとうな人生送ってきてる訳がないですね」
    「とんだ言いがかりだな」
    「あの時俺が見たのが先輩じゃなかったとしても、先輩はそういう不良グループの一員だったか、もしくは誰かから虐待や酷い虐めを受けたか、どれかですね」
    「俺がいじめられるようなタマに見えるか?」
    「いや全然。先輩ほど狡賢い人間だったらたとえそんな目に遭ったとしても上手く逃げられるでしょうし」
    「なんつーかさ、お前って心底嫌な奴だよな・・・」
    「・・・先輩、一つ気になることが」
    「何だよ?」
    「先輩って話してるときたまに首の後ろ触ったりしますよね?」
    「お前の趣味は人間観察かよ」
    「まあ、そうですね。・・・それ、無意識ですか?」
    「あー、まあな。昔からの癖だ」
    「考え事してる時に、とか?」
    「まあな」
    「嘘吐くときとか」
    「そんな感じだな」
    「ふーん・・・」
    「なんだその目は」
    「先輩の言う事って全体的に信用できないなあ、と」
    「何でだよ」
    「本物と偽物の区別くらいは俺にだってつきますよ」
    「会話しろっての」
    「先輩と話してると退屈しなくていいです」
    「俺はどっと疲れるけどな」

    ---

    頼紀が脱モブしてからなんか脳内がいろいろと落ち着かない(?)
    涼太が頼紀にやたら絡むのはピアスブチィッの現場を偶然見てしまったからとかそんなのはどうだろう、とか。
    たとえそれが頼紀でなかったとしても、ピアスブチィッの現場が脳内でトラウマになって頼紀の耳を見てフラッシュバックしたとか。

    涼太はモブだから絡ませるの自重するべきかとも思ったけど、頼紀とガッツリ絡めそうなのが涼太くらいしかいないとか言うね。
    早百合とは普通に話すんだろうが深く突き詰めた話までは書けないだろうし。
    ふと 頼紀と涼太が頭脳戦的な会話してたらかっこいいよね(?)




    「お前学校でもカップ麺喰ってるわけ?」

    頼「購買で弁当とか買わないわけ?」
    涼「並ぶのたるいんで」
    頼「だからって一日三食カップ麺ってな・・・」
    涼「オレ朝は食べないんでカップ麺は1日2食っすよ」
    頼「昼夜同じもんばっか喰ってるといつかぶっ倒れるぞ?」
    涼「今は同じじゃないっすよ。家でUFO、学校でラ王」
    頼「焼きそばとラーメンを毎日繰り返してるだけじゃねーかよ」
    涼「たまに幼馴染のねーちゃんが野菜置いて行ってくれるんでそれをかじったり」
    頼「調理しろよ」
    涼「むりっす。うち包丁ないんで」
    頼「そのくらい一人暮らししてるんなら買えっての。こだわらなきゃ安い買い物じゃねーか」
    涼「まあ定期的に幼馴染がちゃんと調理されたもん持って来てくれるんでそれでなんとか生き延びてます」
    頼「随分と甲斐甲斐しい幼馴染だな・・・男?女?」
    涼「女」
    頼「彼女同然じゃねえか」
    涼「付き合い古すぎてお互いそんな気起こらないっすけどね」
    頼「いっそ付き合って身辺の面倒を見てもらった方がお前の今後の人生的にもよさそうだけどな」
    涼「セフレは先輩だけで充分ですし」
    頼「セフレ言うな気持ち悪い」
    涼「じゃあヤリ友?」
    頼「まあそっちの方がいくらかマシだな。っていうかお前的に付き合うとヤるは同義なのか」
    涼「男にとって恋愛感情なんてそんなもんでしょ。好きになった女とヤりたいとか、そんな。オレはさな・・・幼馴染に対してそんな感情は一切沸かないんで」
    頼「・・・あ、そ」
    涼「・・・なんかこれオレが桃生先輩に対して恋愛感情抱いてるみたいな言い方で気持ち悪いな・・・」
    頼「それをわざわざ口にする方が気持ち悪いっての」
    涼「男同士でヤってる時点で客観的に見れば気持ち悪いか」
    頼「なんつーか今更だな」
    涼「そうだ今日バイト休みなんでオレん家・・・」
    頼「よし。断る」
    涼「なんでっすか」
    頼「部屋片づけるんだったら考えてやってもいいけどな」
    涼「じゃあさなに頼んで掃除してもらうかな・・・(ボソッ)」
    頼「ヤるためだけに幼馴染の手借りようとすんなっての。はいはい分かった分かった頼紀さん行きますから片付けの手伝いしますから」
    涼「うっし。やった」
    頼「しっかしなんでお前そんな生活能力ないのに一人暮らししようとしたんだ?よく親御さん許したよな」
    涼「家出同然に飛び出しましたからね。母親もオレの事なんてどうでもいいみたいだし。中学時代は祖父母に面倒見てもらってたけどさすがにずっと居候してるのも悪いかと思って」
    頼「家賃はどうしてんだよ」
    涼「たまーにじいちゃんが気を利かせて小遣いくれたりもしますけど、基本的には自分でバイトして払ってます。ボロアパートな上に訳ありなんで家賃1万なんすよ。前の住人が自殺したとかなんとか」
    頼「縁起でもねえな」
    涼「まあでも1万で風呂とトイレがついてるのはありがたいっすね。台所もあるし」
    頼「その台所をお前は有効活用してないわけだが」
    涼「お湯沸かす時くらいは使いますよ」
    頼「それだけだろうがよ」
    涼「じゃあ先輩が料理して下さいよ」
    頼「なんでだよ」
    涼「宝の持ち腐れな台所を有効活用です。オレ料理できないんで」
    頼「お前んちの色んなもん湧いてそうで嫌だ」
    涼「どっちにしろ先輩が掃除してくれますから」
    頼「お前もやるんだよ」
    涼「えー」
    頼「ほんっとにお前自由人だよな・・・」
    涼「先輩みたいに協調性ないんで」

    ---

    生活能力皆無男。
    本来ならここに上げるべきネタをついうっかりめいたんのスケブに描いてしまったので似たようなネタをば。
    涼太の生活能力のなさは壊滅的。
    部屋の掃除しません。まともなごはん食べません。
    ほんっとマイペースな子だ・・・
    うちの子の誰よりも一人暮らしに向いてないのに一人暮らしだよ!

    涼太と頼紀の大きな相違点

    頼紀はふくちゃんにガチ惚れしてたじゃないっすか。
    多分それはあれだよね。本当に純粋に好きだったんだよね。
    だから恋愛が必ずしも性欲に直結しない、とかそういう考え方も持ってるイメージがある。あくまでイメージ。

    涼太はそんな相手今までいなかったから恋愛と性欲は直結するもんだと思ってる。
    だからって頼紀に対してそんな感情抱いてるかと思えば多分違うだろうけど(((

    幼馴染(苗)に対しては姉に対する感情みたいなそんなだと思う。無意識に恋愛感情抱いてるとかそんな可能性もないわけじゃないと思うけど。
    ちなみに妹の萌のほうが同い年だし中学の学科まで同じだったし立場的に近い気もするけど、完全に品のない残念な子なのでもはや女としてすら見れない。

    そういえば頼紀って涼太のことなんて呼んでるんだ(((
    あえて名前を呼ばないとか?
    多分友人関係には極力伊藤涼太って名乗ってるし、上級生の頼紀が涼太の本当の苗字を知る機会もそうそうないだろうからよっぽどのことがないかぎり伊藤って呼ばれてそうだけど。
    いやまさかの名前呼びでもおいしいけどね!さすがにそれはないだろうか((((




    「ねえ保足、あんたのプリント預かってるんだけど」

    「・・・・・・」
    「保足!聞いてる?」
    「勅使川か」
    「昨日なんで休んでたの?風邪?」
    「うっかりアラームセットし忘れて気づいたら昼の3時だった」
    「ああそう・・・」
    「なあ勅使川」
    「なに?」
    「保足じゃなくて伊藤って呼んでくれないか」
    「は?伊藤?何で?」
    「最近両親が離婚して苗字変わって保足になったから。昔の苗字の方が馴染んでるから保足って呼ばれると違和感ある」
    「へー・・・そうなんだ」
    「それに『保足』より『伊藤』のほうが呼びやすいだろ」
    「確かにそうだけど・・・うちも『勅使川』で微妙に呼びづらいからなあ」
    「じゃあ下の名前で呼ぶか」
    「いやいいよ勅使川で」

    こんな感じで涼太はある程度親しい人には「伊藤」って呼ばせるよって話。
    キャラ設定を載せる際も伊藤で変えるつもりはないです。

    名簿とかだと戸籍そのままで保足になってるから縁の薄いただのクラスメイトは保足って呼んでる。
    母親の苗字を名乗るのは嫌だけど苗字偽って後々不便が起こるのも嫌なのでさすがに学校にまでは嘘ついてない。

    それだけが語りたかったので話相手がイサである必要はまったくないんだが何となく使いやすいのでイサ。
    500枚目がまさかのイサである。しかもモブ野郎との会話である。なんかすまん(?)



    ===============

    転校前日。

    平八は未だ学校に来ていない。

    そういえばもうすぐあいつの誕生日だ。
    まあ、もはや今のオレはそれを祝えるような立場じゃないけど。

    教室を後にしようとすると、俺の悪行と転校の噂を耳にしたらしい萌が俺に絡んできた。

    「ようよう。いじめっ子の悪ガキさんよ」
    「・・・んだよ。何か用かよ」
    「あんたの親友についての情報を知りたくないか」
    「・・・平八のことか?今更あいつのことなんて・・・」
    「あいつをよく叶の入院してた病院で見かけたんだよ」
    「・・・叶兄ちゃんもう死んでるのになんであの病院行ってるんだよお前」
    「入院中にできたらしい叶の女友達がいてな。その人と仲良くなったんだ」
    「・・・あ、そ」
    「んで、姫宮がその人と友達なんだか付き合ってんだかなんだか知らないけど、よくその人の見舞いに行ってた」
    「不登校だからって別にひきこもってたわけじゃないのな」
    「あ、あとファミ〇でバイトしてた。なんか気まずそうにしてた」
    「中学生だろあいつも」
    「年ごまかしてるんじゃねーか?あいつ高校生くらいに見えるし」
    「気に入らねーな・・・オレだってバイトできたらしたいよ。っていうか何おまえ何でそんな平八のこと知ってんだよストーカーか」
    「ばっか偶然会っただけだっつーの!大体アタシは姫宮と話したこともねーし」
    「・・・オレが消えれば、また学校来るんかな。あいつ」
    「自分で不登校にさせておいてそれかよ」
    「るっせ。あんなことしちまったけどさ、やっぱり後悔してんだよ。裕福さに嫉妬してただけで、オレは結局あいつが好きなんだよ」
    「・・・なんだ、コレか」
    「ホモじゃねえ!」
    「大丈夫だ。アタシは同性愛に対しては寛容だからな!むしろ好んでBL小説読むくらいだ!」
    「ドヤ顔でそんな主張すんな!どうでもいいわそんなこと!友達としてってことだ!ったく本当お前らは・・・さなといいお前といい、調子狂うわ・・・」
    「ただでさえ少ない友達がさらに減ったら可哀想だと思ってな」
    「うるせえや」
    「姫宮のアフターケアはアタシに任せておけ」
    「オレに謝れとか言わないのな、お前は」
    「涼太が謝っても姫宮は許さない。お前はそれだけのことをしてる。だったらせいぜいアタシがいくらかマシな状況になるように協力する。それだけだ」
    「お前は平八と友達でもなんでもないだろ」
    「多分学校戻ったところで孤立しそうだからな、あいつ。お前以外といるところ見た事なかったし」
    「・・・なんかさ、さなといいお前といい、底抜けに良い奴だよ。良い奴すぎてわけわかんねえよ」
    「お前のような極悪人に比べればな」
    「・・・じゃあな。また会えたら会おうや」
    「おう」

    ---

    萌との会話。
    涼太の転校前の話。っていうかミツと涼太の話の補足を書こうとしてただけなのに思いの外長くなった(((

    萌と平八が友達になったのは涼太の一件があったからでした。
    なんだかんだでウマが合って仲良くなったけど今は学校が違う事もあって疎遠。

    時系列は9月の上旬~中旬。
    平八が復学した頃には涼太はもう転校してる。
    前の話とかだれおま感がすごいけど、本来の涼太の性格はもっとアホっぽい感じだよ!
    ザコっぽい喋り方してたし。
    家がまだ平穏だった時代はテンション高い普通の男子でした。
    具体的に言えば下ネタ成分の高いジュリオ(?)
    エロスに興味のなかった平八にエロ本読ませるような奴でした。

    今となっては完全に性格がスレて息をするように嘘を吐く奴になりましたけども。
    常にテンションが低いっていうかローテンションのままふざけたこと言うような奴になりましたけども。
    マイペースなのは今も昔も変わらず。

    それでも苗萌とか古い付き合いのごく限られた人に対しては嘘ばっか言ったりしない。少し気が抜ける。
    頼紀にとってのふくちゃんや弓鶴ほど大きな存在ではないかもしれないけど、ひたすらに安心できる存在。
    自分がろくでもない道に行ってしまっても見捨てなかった存在。

    さすがに今の家(汚部屋)に入れたことはないけど。



    「おいこら耳触るなっての」

    「なんか切れたところの触り心地があまりにも良いのでつい」
    「だからってひたすら弄られてたら寝れるもんも寝れないっての」
    「じゃあ寝ないでください」
    「ゆるぎないマイペースっぷりだな」
    「先輩」
    「何」
    「好きです」
    「またいつものパターンで嘘ですけどって付けるんだろ」
    「まったくもってその通りです」
    「息をするように嘘を吐く奴め」
    「先輩に言われたくはありませんけどね」
    「お前ほどポンポン嘘つく奴いねえよ」
    「先輩のことが好きだっていう事が嘘というのも嘘っすよ」
    「気持ち悪い事言うなや」
    「・・・先輩ってほんとにオレの言う事信用しませんよね」
    「お約束のように語尾に嘘ですって付け加えられたらそりゃそうなるだろうよ」
    「まあ確かに全て真に受けられたら面倒なことこの上ないのでありがたいですけどね」
    「俺寝るから静かにしてくれや・・・お前相手にしてっと疲れるからよ」
    「はいはい」

    先輩もいつかはオレの前から消えてしまうのだろう。
    当然だ。
    うわべだけの付き合いしかしてない。
    クラスの中にいたって、勅使川とか風間とか黒岳とか、明らかに汚れなんて知らないような「いい子ちゃん」しかいない。
    あいつらのことは嫌いじゃないけど、オレにとっては眩しすぎて辛い。
    オレだって一度道を踏み外さなければあいつらともっと向き合って会話できるはず、だったけど。
    結局オレは、汚れを知ってる存在と一緒にいることで一番安心できるんだ。

    桃生先輩にはオレと同じものを感じたから。
    だから用もないのにふらっと先輩の所に行って意味もなく絡んだりする。
    先輩は適当な返ししかしないけど、追い払う事もない。
    すごく居心地がいい。

    だけどそれはうわべだけの、一過性のものだった。
    そう思っていたのに。

    気まぐれで先輩に求められて。
    男同士でヤるとかまじかよ、むしろオレを追い払うために誘ってるフリをしてるんじゃないか、と勘繰ったけど。
    そのまま引くのも悔しいからそのまま襲ってしまった。
    それからこんな関係が続いている。

    悔しい事に、今のオレはこの関係がいつか終わってしまう事を恐れている。
    先輩と離れたくない、とか思っている。

    畜生。
    畜生。
    畜生。

    恋愛感情と性欲は同じようなもの。
    でも恋愛感情などなくても性欲は生まれることも知っている。
    俺だってAV見て欲情するけど、そのAV嬢に対する感情は確実に恋ではないから。

    先輩に対しても同じようなものだと思っていたけど。
    もしかしたら、オレは先輩が・・・

    そんなわけない。そんなわけない。
    ひたすらエロいことだけしてりゃ満足だ。
    それだけの相手だ。
    たまたま汚い世界を知ってそうな人間だから一緒にいるだけだ。

    ・・・畜生。

    ---

    涼頼。
    髪の毛下ろした頼紀描いてみたら別人すぎてなんのこっちゃ。

    どんどん頼紀にのめりこんでいく涼太と聞いて。
    永遠に報われることがないと思うと切なさマックスハート。

    1ページが涼太ネタで埋まってそろそろもうだめだ。
    めいたんの頼紀ブームが終わるまで私の涼太ブームも続きそうだな。もうだめだ(二度目)
    モブ野郎のくせにごめんね!
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